平成17年3月1日
                                       広島県警 減らそう犯罪情報官 

子どもの安全を守るために
      子どもに対する声かけ等の手口を知ってますか?〜    

※ 平成16年中の中学生以下被害の性犯罪・公然わいせつ・声かけ等の(被害届,相談,要望等)260件余りを「減らそう犯罪情報官」が独自集計・分析。

地域別発生状況
広島県内では,広島市域で多く発生している傾向が見られます。
しかし,犯人がいつ・どこで犯行に及ぶかはわかりません。
「まさか,私の家の近所で起こるはずがない。うちは大丈夫」
といった気持ちは改め,今日から【被害に遭わない環境作り】に努めましょう。
広島市内で6割が発生。
犯人は,人の目が行き届いている場所では,犯行しにくいため,地域ぐるみの防犯行動が重要となってきます。 
各地で地域の方やボランティア・PTAの方などが行っている防犯パトロールは大変効果的です。
自分の住む地域に関心を持って,不審な行動をする人を見かけた時に,ちょっと一声かけてもらえれば,抑止効果があります。
 

2 時間帯別発生状況
   大半は,子どもたちが下校(帰宅)する時間帯に発生しています。 

子どもたちが下校(帰宅)する
午後3時から午後5時台までの時間帯が57%
と半数以上を占めています。
学校や塾,公園等への行き帰りは,なるべく

一人歩きさせないように心がけましょう。

3 場所別発生状況
   屋外での被害が約8割を占めています。
   
事件が発生する場所には,犯人が隠れやすく,捕まりにくい場所という特徴があります。 
   
具体的な場所としては,
       
●暗い ●人通りが少ない ●人目に付きにくい   ところです。

後ろをつけて来て,子どもが一人になった時を狙うため,意外と自宅に近いところで,被害に遭うことがあるので要注意!
路上での被害が64%と一番多く,屋外での発生が8割を占めています。
駐車場や公園・空き地などでも,人の目が行き届かない場所,物陰になった場所は危険です。 
屋内の発生の中でも,後ろからつけてきてマンションやアパートの敷地内や階段等人目につかないところで狙われるケースが多くあります。
    
保護者の方は,子どもさんに
人通りが多くて明るい道を通る 見通しのよい場所を選び遊ぶ 一人で遊ばない
上記の3点を指導してください。
   〜 ぜひ子どもさんと一緒に確認してみてください 〜
◎ 不審者に声をかけられた時に逃げ込む「子ども110番の家」の場所と助けを求める方法

◎ 町の中にある人通りの少ない場所,危険な場所
※警察署や地域などで,地域安全マップ等を作成しているところもありますので活用してみてください。
※この機会に自分たちで,地域安全マップを作成するのもいいと思います。
  詳しくは,地域安全マップを作ろう〜作成の手引き〜(PDF約889KB)のページをごらんください。

4 曜日別発生状況
金曜日の発生が19%と一番多くなっています。
学校が休みの土曜日・日曜日は,家族で行動することも多いため,平日よりも発生が少なめです。

この曜日が安全ということはありません。いつでも発生しています。

5 学職別被害状況
 小学生の被害が67%を占めています。
 小学生の被害の半数は,登・下校時などに不審者に声をかけられる事案です。
 未就学児は,兄弟や友達と一緒に遊んでいても狙われています。
 中学生の被害では,下校や塾帰りなどに声をかけられたり,わいせつ被害に遭うケースが多くあります。

  小学生のみなさんへ〜おまわりさんとの4つの約束のページへ

6 年齢別被害状況
  
子どもたちが1人でいる時,被害に遭うことが大半です。
    小さいから,男の子だから大丈夫ということではありません。
    犯人は,年齢・性別等にかかわらず狙っています。 
       
 年齢別でみると
   一番多いのが    7歳(15%)
   二番目に多いのが14歳(12%)
   三番目に多いのが 9歳(11%)  
となっています。

  防犯ブザー・ホイッスルは効果的です!のページへ


7 こんな手口に気を付けて!

下校中や公園等で遊んでいる時(特に1人でいる時)
     こんな風に声をかけてくることがあります。
「ちょっとおいで」「こっちに来て」
などと声をかけたり,
「おいで・おいで」
と手招きして,
駐車車両の陰や路地など人目につかないところに連れて行こうとする。
ちょっと来てと声かけ
「これ何だかわかる?」
などと言って,下半身を露出し見せたり,触らせようとする。
公然わいせつ
「乗せて帰ってあげよう」
「お母さんが急病だ」
「車に乗らない?」

などと声をかけ,車に乗せようとする。
腕を引っ張るなどして無理矢理の場合も。

車に乗らないと声かけ
「子犬や子猫がいるよ」「ウサギを見に行こう」
などと子どもが大好きな「動物を見に行こう」等と言って連れて行こうとする
ケースもあります。
ウザキがいるよと声かけ ついて来て
何やってんですか 知らない人にはついていっちゃダメ
  こんな時に    
気をつけるポイントは・・・
知らない人から声をかけられたり,手招きされても絶対近づかない。ついて行かない。
「ゲームを買ってあげよう」「猫のこどもを見に行こう」などの甘い言葉や,「お母さんが病気だから」と心配させるようなことを言われても,すぐに信じないで,知らない人について行かない,車には絶対乗らない。
知らない人に声をかけられたり,不審な人が近づいて来たら,すぐに走って逃げる。友達と一緒の時は,みんなで逃げる。
危ない時は,大声を出す。持っている防犯ブザーやホイッスルを鳴らし,周りの人に助けを求める。
車の中から声をかけられた場合,車に近づかない。車に連れ込まれそうになったら,大声で助けを求める。

 
1人で帰宅した時
      こんなケースがあります。 
オートロックマンションの玄関を解錠する際,
後ろから,住人のふりをして一緒に入る。
人目がない駐輪場に連れ込んだり,二人きりになったエレベーターや階段で,いきなり襲いかかる。
住人のふりをして一緒に入る
  こんな時に 
気をつけるポイントは・・・
1人で歩く時,前をよく見て,時々後ろを振り向いて,変な人や車がついてきてないか注意する。
できるだけ,知らない人と一緒に密室となるエレベーターに乗らない。
玄関の鍵を開けるときも,後ろから知らない人がついてきてないか,振り向いて確認する。家の中に入ったらすぐに鍵をかける。


1人で留守番している時
      こんなケースがあります。 
「水道やガスの点検」,「配達や宅配便」などと偽って自宅を訪問し,家の中に入ろうとする。
配達を装っての訪問
 こんなときに    
気をつけるポイントは・・・
必ず家の鍵をかける。 
来訪者とできるだけ対応しない。対応する際は,すぐにドアを開けず,必ずチェーン錠をしたままで対応する。
1人の時には,点検等と言われても,家の中に絶対入れない。 

スーパーなどの売り場に子どもだけでいる時
          こんなケースがあります。 
お菓子売り場や玩具売り場で子どもが夢中になって品物を選んでいるとき,ゲームコーナーでゲームをして遊んでいるいる時
いきなり身体を触ったり,自分の下半身を露出して見せる。
声をかけて,その場からトイレなどに連れ込もうとする。店外に連れ出そうとする。

スーパーでの声かけ
こんなときに  
気をつけるポイントは・・・
店内にいるから安心と油断せず,買い物をする時は子どもと一緒に行動する。 
子ども一人で店内の売り場やトイレなどに行かせない。
声をかけてくる変な人にはついて行かない,大声を出して助けを求めて逃げる。


8 保護者の方へのお願い 
 子どもさんに
 (1)  一人で遊ばない。
 (2)  知らない人に声をかけられても絶対ついて行かない。
 (3)  誰と,どこで遊ぶかを家の人に話して遊びに行く。
 (4)  連れて行かれそうになったら,大声で助けを求める。
    (防犯ブザーやホイッスル等を身につけ,すぐに使えるようにしておく方法もあります。) 
 (5)  友達が連れて行かれそうになったら,大人の人に知らせる。

  以上の5点をぜひ教えてください。 
  
  ♪♪小さな子どもさんには
『5つのやくそく』を♪♪
      @ 知らない人にはついていきません。 
      A だれかに連れていかれそうになったら「助けて」と大声で助けを呼びます。 
      B 一人では遊びません。     
      C 遊びに行くときは,どこでだれと遊ぶのか家の人に言って出かけます。
      D 友だちが知らない人につれていかれそうになったら大声で助けを呼びます。  

9 検挙好事例
帰宅中の女子小学生に声をかけ,物陰に連れ込んでいた男を近所の住民が目撃し,不審に思って後をつけると,男が小学生のスカートをめくっていたため「こら!」と一喝したところ,男は慌てて逃げ出し,小学生を助けることができました。
  犯人は車で逃げましたが,住民が見かけない車が駐車しているのに気がつき,車のナンバーをメモして警察に通報してもらったため,その後すぐに犯人を逮捕することができました。

   ● 子ども連れのあやしい人を見かけたとき(おかしいと思ったら)「ひと声」かけて確かめる。
   ● 犯人の特徴や車のナンバー特徴等を覚え,メモしておく。
   ● 被害にあった場合(目撃した場合),すぐに110番通報してください。